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メドレー作者

【あとがき】ニコニコメドレー「完」【Med-1GP2022参加作品】

目次

 

Med-1GP2022企画概要

 

Med-1GP2022参加作品

 公式サイト:作品リスト | Med-1 GP 2022

 アーカイブ Day1:Med-1グランプリ2022 Day1-1 - ニコニコ動画

 アーカイブ Day2:Med-1グランプリ2022 Day2-1 - ニコニコ動画

自分の参加作品

 ニコニコメドレー「完」生放送アーカイブ(12:00~)※29:00まで観るのがオススメ!

※投稿動画の単品ではなく、生放送のアーカイブで観ることをお勧めします!

 

作品の基本方針

 Med-1GPという企画は作品を採点して順位付けをする、いわゆる「賞レース」であり、かつ生放送=リアルタイムで進行していく事を踏まえたネタを用意する必要があると判断しました。つまり、多くの人が一度見ただけで素晴らしいと感じる作品ができれば強いという事ですね!

 普通であればそういうネタは簡単には浮かばないのですが、今回は偶然にも温めていたネタがあったので、それを使う事にしました。

 

選曲・構成

 今回の構成は温めていたネタの"5%"とEDを演出するために作った"95%"で成り立っています。・・・嘘です。

 実際にはライブ公開のカウントダウンも含めるのが妥当でしょう。動画が始まる前の「どんな作品なんだろう」と言う期待、「早く見たい」と思わせる焦らし、そして動画が始まる瞬間の緊張感があるからこそ「散々期待して待たされておきながら内容が一瞬で終わる」という出オチが映えます。いやぁ~、このメドレーはズルいですね。

"5%"の部分

ようこそジャパリパークへ(アニメ / けものフレンズ より)

もじぴったんメドレー(ゲーム / 太鼓の達人シリーズ より)

 というわけで、2,3年前からエイプリルフールネタにでも使おうと思っていた、共通音多めの始まってすぐに終わる構成になります。

 ちなみに、2曲目に原曲ではなくアレンジを採用した理由は、メロディーライン的に太鼓の達人アレンジの方が締りが良かったからです。

"95%"の部分

プラスチックアドベンチャー(インディーズ / MusMus)

Zzz(アニメ / 日常)

Affection(アニメ / ゆゆ式

ダイナフォー(ゲーム / スーパーマリオ オデッセイ

だんご大家族(アニメ / CLANNAD -クラナド-)

*ハロー、プラネット。(ボカロ / sasakure.UK

Little Busters!(ゲーム / リトルバスターズ!

Butter-Fly(アニメ / デジモンアドベンチャー

アカシア(邦楽 / BUMP OF CHICKEN

Tell Your World(ボカロ / livetune

M@STERPIECEアイマス / 765PRO ALLSTARS

 「アア、オワッタ」を感じさせることを意識して、自分の好きなように選曲、構成を組みました。

 まず優先的に入れたかった曲としては「アカシア」と「ダイナフォー」。終わりの始まりを感じさせるための「プラスチックアドベンチャー」、見せ場を作るための重ねとして「Tell Your World」。残りは構成を意識して4分30秒に展開が収まるように尺(=BPMや使用小節数)に注意しつつ、EDっぽさを演出できそうな選曲をしてみました。

メドレーの楽しみ方の違い

 "ED曲じゃなくない?"と思ったあなた!
 ”別にED曲じゃなくても良くない?”(レパートリーが少ない人の言い訳)

 とはいえ少なくとも自分は、メドレー鑑賞中に『視聴している情報を元に脳内データベースから関連情報を探る』ような楽しみ方をしませんし、そもそも楽曲の知識に疎い方々は、そういった楽しみ方が出来ません。今回の企画では多くの人に対して一見で意図を伝える必要があるので、視聴している情報だけで直感的に理解でき、聞き心地の良い作品に特化させたつもりです。

 

ニコニコメドレーにおける重ねについて

 こだわりのポイントとしてはやはり見せ場の「アカシア」と「Tell Your World」の重ねでしょうか。

 ちょうど良い例なので自分の重ねについての考え方について紹介しようと思います。

 ニコニコメドレーにおける重ねの考え方として「似た曲を重ねる」と言うものがあると思っています。一見すると正しそうに見えますが「メロディが似た曲」については、よほど噛み合わない限り重ねには向いていないと考えています。

 理由としては音域が被るために、お互いのメロディが邪魔をしあって両方とも聞き取りづらくなるリスクと、中途半端に似ているがために隣り合った音程が同時に鳴るなど、濁った音になりやすいリスクがあります。ハモリのようになれば素晴らしいですが、求めらる音程はかなり限られるため、望みはかなり薄いです。

 また作曲の考え方からしても、元からあるメロディに似た音を追加するのは違和感があります。例えばドラム、ベース、メロディ、コードと音源を作って、さらに音の厚みが欲しい時。何を追加するかとなるとハモリ、アルペジオの他に、サブメロディや合いの手と言ったものがあります。ここで、仮にサブメロディを追加するとなったときに、メロディ(主旋律)に似た動きの音を追加してもあまり効果は無いので、メロディとは違う動き方をするように音を追加するはずです。

図.「Tell Your World」ロングトーン部分

 ここで今回の「アカシア」と「Tell Your World」の重ねを見てみましょう。それぞれのメロディの動き方は全然違いますよね。それでも綺麗に重なるのは、互いにサブメロディや合いの手の役割を担っているのが大きいでしょう。またロングトーン部分では静と動の対応が出来ているだけではなく、両方の動きが止まる時には互いの音がハモリ位置になっているのが強みだと思います。

 

アレンジ

 あまり話すこともないので少しだけ。

 「だんご」アレンジ良いよね。あと「ダイナフォー」のアレンジだけど、あんな感じのリズムをとる公式のアレンジってまだ無いよね?ギャラクシーで言う「パープルコメット」のようなアレンジを探したんだけど見つからなくて少し意外でした。

 最近は生音寄りの音源にも慣れてきたつもりですが、1ヶ月ほど前まで「完」のエレキギターの音量設定のミスに気付いてなかったのは内緒ね?(FLでLayerをかませた時は音量のつまみに気を付けましょう)

 

映像

 さて、今回は面倒なことに映像まで作らなければなりません。

 自分は映像に強いわけでもなく派手なものも作れないので、無理をしない範囲で出来る限り手を抜いた無難な映像に仕上げた方が良さそうです。

"5%"の部分

 もじぴったんの映像は、ちょうど持っていたSwitch版に太鼓の達人のコラボステージが入っていたので、自分でプレイして撮りました。「完」

"95%"の部分

 さて、EDをコスパ良く演出するためにはどうすればよいか。と考えた時に、良さそうなのはやはりスタッフロールのようなテロップを流すことでした。しかしながら"5%"部分の内容が無さ過ぎて、流すテロップの内容が足りません。当初は全く関係のない文章を引用するなどして対応しようかと、色々悩んでいました。

 手を止めても仕方がないので先に画面左の曲情報を表示する部分に着手しました。改めてどのような表示項目があるかを確認すると、そこに丁度よい長文があるではないですか!『歌詞』が!

 と言うわけで動画のコメントにあった

「手持ち無沙汰になって歌詞流すな」

については・・・はい、おっしゃる通りでございます!(図星)

 あとは歌詞の無い部分の文章や表示内容を考えて完成!決まったね!

 ついでにファイルからテキストを読み込んで表示するAviUtlのスクリプトTextFileFK』も作りました。画面右で流れるテロップのうち、ロゴ以外のテキストは今回作ったスクリプト一つだけで表示させています。

 

その他

作品タイトル

 ネタのインパクトも相当なものだと思ったので、タイトルもクソつよなモノを使っちゃっても許されるよね?

生放送時の代表作

 「ニコニコ∞アセンブル」が無かったのは、その内容が玄人向けだからだよ!(代表作は運営側が用意しているのではなく参加者側が提出しています)

未公開時、生放送時のサムネイル

 手書きだったのは、逆に目立つことと、フォントなどで内容の方向性を悟られないためだよ!

作品提出RTAと逆RTA

 『一番を取りに行く企画』と聞いたので、一番最初に作品を提出して、一番最後に再提出したよ!

~Med-1グランプリ2022 作品提出フォーム~

 RTA記録:2022/03/01 00:03:12(+3分12秒)
RTA記録:2022/04/16 23:59:54(-6秒)

※逆RTAについては事前に運営に確認のもと、もし間に合わなければ最初に提出した動画でも良いと宣言したうえで実施しています。運営に迷惑をかけないように気を付けましょう!

 

あとがき

 いかがでしたか?

 優勝は出来ませんでしたが、もし優勝インタビュー的なものがあれば「優勝賞品のトロフィーは置き場がなくて要らないから、代わりに26Kさんが抱えているタスクが欲しいな!」のような事を言うつもりでした。当時の26Kさんはかなり忙しそうでしたからね。

 なお翌月、本人に伝えてもないのに本当にタスクが飛んで来たのには笑っちゃいました。

 ↓実際に飛んで来たタスク

 

【あとがき】メドレー無茶振り合作

リサイズ前の高さはDSの画面と同じ192px。
アスペクト比が異なるので横幅は256pxではなく340px。

目次

 

メドレー無茶振り合作とは

 概要:メドレー無茶振り合作 レギュレーション

 

投稿作品

 

提出した無茶振り

小節の切替と同時に
楽曲の登場や退場を
禁止で作成を要求す

 一般的な楽曲において、小節の切り替え位置は展開を変えるタイミングの中で最も基本的な位置なので、メドレーにおける楽曲の切り替え位置としてもよく用いられます。そのためか、小節の切り替え位置以外での楽曲の切り替えがあると、自分的には少しエモく感じます。と言うことで、気持ちエモめのメドレー作品が出来ることを期待して、無茶振りとしてこのお題を提出しました。

 この無茶振りを担当したのが記事口授さんでしたね(パない 20:15~)。期待通りいい感じのメドレーに仕上がっただけでなく、映像もエモく仕上げて来たので驚きました。難易度についても、記事口授さん曰く「きついけどできなくはないレベルのお題が来たので作ってて楽しかった」と、喜んでもらったようなのでとても良かったです。

 

受けた無茶振り

選曲・構成

使用する曲すべていい感じにメロディー改変をする(元の曲がわからなくならない程度で)

 りゅんさんが提出したお題ですね。自分がこのお題を見た時の印象は、ただ作るだけなら簡単だけど良い作品に仕上げるとなると、かなり厳しいというものでした。

 まず自分の構成感からすると「メロディー改変」はたまに使うからエモくなるものであり、"ここぞ"と言う見せ場で使うものという感覚があります。しかし全ての曲でメロディー改変をする必要があるとなると、常に見せ場があるような作品に仕上げなければなりません。どう落とし込むかを色々考えましたが、品質を担保できない上に選曲ができない人間であるため、今回は無理だなと言う結論に至りました。

 そこで代案として「メロディ改変をせざるを得ない状況を作る」というのを思いつきました。つまりメロディ改変しないと変に聞こえるレベルの、厳しめの縛りを自分で考えるという事ですね。この案から縛りを逆算していくと「無茶な重ねを意図的に作る」→「原曲キー縛り」→「選曲の幅を程よく絞る」といった縛りが良さそうだなと言う考えに至りました。

 というわけで選曲の幅を調整する必要があるのですが、とりあえずいくつかのゲーム作品から探すことにしました。候補は色々あったのですが、結果的に「ポケモンDP」のしかもフィールドBGMだけ(戦闘BGMなし)で作れそうだと判明したのでこれに決定しました。

 実際に構成を作ってみると最後の楽曲だけメロディ改変が不要な構成になりました。そして残ったのが"最後"という事は"ここぞ"と言う見せ場が作れるという事なので、本来のお題の意図通り、最後はエモくなるように改変しました。

映像

 楽曲がポケモンDPの、しかもフィールドBGMにまで絞れたので、映像はタウンマップと連動させることにしました。せっかくなので解像度もDSの高さと同じ192p縛り。さらに無茶振りが達成できていることを表示する必要があるので、メロディ表示用のピアノロールも設置しました。正直このピアノロールについては、よくこの解像度で収まったなと思いました(高さ1ドット=半音)。

 

おわりに

 コメントで「自分で縛りを加えるなんて・・・」とか言われてますが、無茶振りのお題に応えるための明確な理由付けをした結果であって、別にお題を難しくしているわけではないので全然問題なかったりします。

 ただ皆さんは気づいてないと思いますが、自分がこの作品で本当にヤバいなと思うのは、概要の一般レギュレーションにある、この記載です。

キーは最初と最後がEmaj/C#min, Amaj/F#minのいずれか

最初と最後のキーは2種類だけという制限があるはずなのに、原曲キー縛りで綺麗に仕上げちゃってるんですよね・・・???

 

【ブロマガ移行】『はてなブログ』に移しました

『ブロマガ』お世話になりました

 ニコニコが『ブロマガ』について、チャンネルを持たないユーザー向けの記事投稿サービスを終了するとの事で、記事をこちらへ移行することになりました。

 『ブロマガ』は私が進めていた企画『ニコニコ∞アセンブル』で大変お世話になったサービスであり、コメント欄でのリクエスト募集や使用楽曲へのリンク用ページなど、ニコニコ動画との相性が良く『ブロマガ』があったからこそ機能した企画でした。

 しかしながら私が『ニコニコ∞アセンブル』の一旦終了宣言を出してまもなく『ブロマガ』の方も終了する運びとなり、企画へのダイレクトな影響はなかったものの再開するのがより難しくなってしまいました。(現状再開する予定もないけど…)

 『ブロマガ』もあっという間に終わってしま・・・チャンネル向けは終わってないですが、少なくとも『ニコニコ∞アセンブル』をやっていた期間中はサービスが提供されていたので、思いのほか寿命は長かったのかなと思います。

 終わってしまう(終わりではない)のは残念ですが『ニコニコ∞アセンブル』の企画を実施する上での基盤サービスとして完璧だったので非常に感謝しています。本当にプレミアム会員で金払ってんのに何考えとんのじゃぼけぇこのやろうございました!!

 

ブログ移行作業

 移行対象の記事は30個ほどありましたが『記事のエクスポート~"はてな"のアカウント作成~記事のインポート』は画像のサーバ移行を含めて30分ほどで完了し、ブログの基本設定や記事内のリンク再設定(手動)などは3時間ほどで終わりました。あとはこのブログへのリンクがある場所を探して回るくらいかな?

 移行に際して正直驚いたのが『コメントの移行』まで可能だったところです。ブロマガのコメント欄は『ニコニコ∞アセンブル』においてリクエスト募集として使っていた経緯があるものの、移行対象はブログの本文までだろうと考えていてコメントについては諦めていました。思いのほかブログサービス同士の連携が強いんですかね・・・とても助かりました。

 ただ、移行に伴いコメント投稿者へのリンクは無くなりましたが、コメント投稿者自身によるコメント削除は出来なくなっていますので、必要があれば私の方まで連絡を頂ければと思います。

 

おわりに

 この記事はテスト投稿も兼ねています。移行したばかりなので何かミスを見つけましたら私の方までご連絡いただければと思います。またこれから記事を書く際はこちらのブログを更新していきますのでよろしくお願いします!